皆様こんにちは、ニッポンマーケットSTAFFです。
2月4日は立春。
旧暦ではこの日が一年のはじめとされていました。
冬至と春分の真ん中で、暦の上では今日から春になります。
とはいえまだまだ寒いこの季節、今日は一足先に春を感じるような文房具をご紹介致します。
美篶堂 ブロックメモキューブ
グラデーションが美しいこちらのメモは、全て手作り。
製本職人さんが一枚一枚丁寧に重ねて裁断しました。
サイズ:70×70×68mm
製本の方式は無線綴じといわれるもので、
背表紙に合成のりをつけて1枚1枚の紙をビシッと綴じこんでいます。
この綴じがとっても頑丈。接着面はとても少ないのにこんな風にしてもばらけたりしません。
使れている紙は「タント紙」。
表面はデコボコしていますがインクのすべりが良く書きやすいです。
程よく厚みがありしっかりしていますので、おすそわけのお菓子を載せたり、
美篶堂さんではコースターに使ってる方もいらっしゃるそうですよ。
美篶堂という名前の由来は長野県伊那市美篶(みすず)という地名からきています。
設立者で製本職人の上島松男さんのふるさとです。
製作はこの美篶にある製作所で行われています。
美篶の篶(すず)とは細い竹、熊笹、篠笹の意味だそう。
「みすず刈る信濃の~、」とみすずは信濃の枕詞で、万葉集にも詠われています。
美しい響きですね。
こうやって見ると色の並びが均一でないことがわかります。
絶妙な配色で美しいグラデーションを生み出しているのですね。
桜の花の微妙な色合いを表現されているよう。
種類は4種類。
『さくら』
一足先に春を感じさせてくれるような淡いさくら色。デスク周りがパッと華やかになりますね。
『たんぽぽ』
元気がでるたんぽぽイエローのグラデーション。
『秋の七草』
哀愁漂う色合いがとっても素敵。使っていくうちに次の色に移るのが楽しみになりそう。
『潮騒』
潮騒と言うと三島由紀夫の小説を思い出します。
打ち寄せる白い波と深い海の青は力強ささえ感じさせてくれます。
後ろには美篶堂の落款が押してあります。
最後まで気を抜くことのない職人のお仕事はさすがですね!
見た目の美しさは勿論、使いやすさにもこだわった美篶堂のブロックメモキューブ。
日常生活の中に美しい文房具があるだけで、なんだか幸せな気分になります。
是非、お店に見にいらしてくださいね。
【2017/02/04 お知らせ 】