鹿沼 大阪屋
皆さんこんにちは。ニッポンマーケットSTAFFです。
今日は、先日のブログに続いて、鹿沼にある大阪屋さんについてご紹介したいと思います。
先日、お店で販売している鹿沼箒を仕入れに、大阪屋さんにお邪魔してきました。
お店では味わうことの出来ない、独特の店構えに、気さくな店主さんのもと、お店を案内して頂きました。
まずは、店先に並ぶ沢山の箒。どれも全て手作りで作られており、工業製品とは全く別モノの味わいある作品ばかりです。
箒には沢山の種類があり、値段の安価なものから高価なものまであります。
それぞれに用途や役割があり、使い手に応じてその使い方もさまざま。
特にこちらの蛤箒は昔は嫁入り道具として使われ、嫁いでから一生その箒で床や畳を掃いてお掃除をしました。
昔は今のようなフローリングの床などではなく、畳のあるお家が多かったですから、専用の箒があった訳です。
お店の中には、箒の守り神..が住んでいるという社もありました。
毎日お祈りすることで、商売繁盛という訳ですね。他のSTAFFの分まで、私もお祈りしてきましたよ!
この編みこみの目が非常に綺麗で、機械では到底作ることの出来ない、伝統ある技術の賜物です。
こちらが、初代鹿沼箒を作ったと言われる方の作品。
何十年経っても、変わることないこの佇まいには、職人さんのこだわりや技術がぎゅっと詰め込まれています。
こちらも蛤箒ですが、蛤に似た縛り目も形が崩れることなく綺麗に残っています。これも職人さんの技術なのですね。
店主の方が2Fも案内して下さったのでお邪魔してきました。
しかし、迎えてくれたのは様々な箒を持ったお人形たち。
ドラえもんやアンパンマンに混じった西洋のお人形がなんとも言えないリアルさですね...
しかしよく見ると大きさの様々な箒がいろいろな演出をしており、見ているとちょっと和みます。
中には、箒をまたいでいる今時のキャラクターまでいました。
店主さんにお伺いしたところ、2Fは箒を手作りできる体験工房になっており、お客様の中には小さなお子さまや子連れのママさんも多いため、子供が喜べるようにと考えて作ったものなのだとか。
なるほど。始めは人形の怪しさに少し驚いていたSTAFFでしたが、店主さんの子供思いなところに、暖かさを感じました。
こちらは、なんとご自分で描かれたという自画像。
確かに、店主さんそっくりでした。となりの水墨画とマッチしていて、プロが描いたと言われれば分からないクオリティ。
体験では小さくて可愛らしい箒を作ることができますよ。
特に、このてぬぐいを使った箒がとても可愛かったです。名いれや飾りをオリジナルで付けたりもできるそうで、おみやげや自分用にと土日にいらっしゃるお客さんが後を絶たないのだそうです。STAFFもやってみたいですね。
中には、柄にぬいぐるみがついたものまで!これは女性向けという感じがしますね。
お店ではもちろん、大阪屋さんの箒も販売しておりますが、鹿沼にいらした際には、ぜひ本店にも足を運んでみてくださいね。