素朴で美しい日用品。新潟県佐渡島のしちなりかご

皆さんこんにちは、ニッポンマーケットSTAFFです。
 
 

すまいるプラザ裏手の田んぼの土手に
たんぽぽやほとけのざと一緒に沢山のつくしが生えていました!
その周りをモンシロチョウがひらひら飛んでいて、、なんとものどかで素敵な春の景色でした。
お店にいらしたらちょっと見てほしいです^^
 
 
 
さて、本日ご紹介するのはこちら。
 
 
 

松野屋 しちなりかご(新潟県)
 
 
サイズ:約320×220×H270㎜
重量:約360g
日本製(新潟県・佐渡)
 
 
■松野屋…1945年創業。自然素材を中心とした生活道具を扱う荒物問屋です。
日常に使いやすく、今の暮らしにちょうどいい道具たちを多く取り扱っています。
 
今日ご紹介するしちなりかごは新潟県佐渡島で作られています。
地元でとれる竹を材に、職人さんがひとつひとつ手作業で編んでいます。
 
しちなり(七成)かごの名前の由来は、「七通り使える」という意味からきているそうです。
本来は、田植えの際、紐で腰に下げ苗を入れて使われたそう。
農作業では収穫物を、海では海藻や魚などを入れる仕事の道具として。
地区によってはどこの家でも自家用のかごを作っていたほど身近な日用品です。
 
 
 

入り口は大きく、物が取り出しやすい形になっています。
ちょっと深めの丸いシェイプ、安定感もあり、頑丈です。
 
 
 

ふちの部分の縫い目が大きいのは、この間に紐を通し、腰下げかごとして使っていたからなんだそう。
使う場面によって、様々な工夫をこらし使われてきたんですね。
S字フックや紐を通してキッチンやお部屋に下げれば、色々な使い方ができそうです。
 
 
 
 
 
キッチンでは根菜類や乾物、クロス類を入れたり
リビングでは雑誌・本やリモコン、ひざ掛け等をばさっと入れておいたり、
玄関でスリッパを入れておくのにもいいですね。
 
 
 
 
 
中身を見せたくない時は目隠しにお気に入りの布をかぶせて。
無造作に置いておくだけでインテリアのアクセントになります。
 
 
 
佐渡の竹細工の歴史は古く、弥生時代の遺跡からも竹ざるが発見されているそうです。
竹をつかった様々な道具は、島民の暮らしの中ではぐくまれ、民具として伝えられてきました。
 
 
色が黒っぽくなっているのは、汚れではなく天然の竹の色です。
 
 
底面もしっかりと編まれています。
 
 
丁寧な手仕事から生まれる素朴な日用品。
すっきりとした形、落ち着いた質感は普段の暮らしにも溶け込みます。
 
 

是非、お店に見にいらしてくださいね。
 
 
【 2018/04/03 お知らせ 】