銀鳥 補助軸
皆さんこんにちは。トチギマーケットSTAFFです。
今日は青空文庫の初見健一の、今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~文具・学校編~「まだある」からご紹介したいと思います。
今日は青空文庫の初見健一の、今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~文具・学校編~「まだある」からご紹介したいと思います。
補助軸
チビた鉛筆を最後まで大切に使うためのホルダーである。短くなった鉛筆を差込み、開口部のネジをまわしてガッチリとホールドして使用する。
「モノを大切に使う心」をサポートする製品だが、とはいえ、これが必要になるほどキチンと一本の鉛筆を使い込んだ、なんて子供は昔も今も少数派だろう。
しかし、小学生当時は、けっこうな数の子がコレを使っていた。なぜなら「なんかカッコイイ!」から。木の枝のような貧弱な鉛筆が、この「補助軸」によってちょっと「マシン」みたいに見えるのが嬉しかったのである。
定番の銀色バージョンも良かったが、メタリックなグリーン、ブルーの「補助軸」が男子には人気だった。
鉛筆がはみ出るとカッコワルイので、できればスッポリと「補助軸」で覆ってしまいたい。
で、なにをするのかというと、あんまり言いたくないが「ムダに削りまくる」という行為に及んでしまうのである。モノを大切に使うための製品を使うためにモノをムダにしてしまう、というヤヤコシイ状況に、当時はなんの疑問も持たなかった。
チビた鉛筆を最後まで大切に使うためのホルダーである。短くなった鉛筆を差込み、開口部のネジをまわしてガッチリとホールドして使用する。
「モノを大切に使う心」をサポートする製品だが、とはいえ、これが必要になるほどキチンと一本の鉛筆を使い込んだ、なんて子供は昔も今も少数派だろう。
しかし、小学生当時は、けっこうな数の子がコレを使っていた。なぜなら「なんかカッコイイ!」から。木の枝のような貧弱な鉛筆が、この「補助軸」によってちょっと「マシン」みたいに見えるのが嬉しかったのである。
定番の銀色バージョンも良かったが、メタリックなグリーン、ブルーの「補助軸」が男子には人気だった。
鉛筆がはみ出るとカッコワルイので、できればスッポリと「補助軸」で覆ってしまいたい。
で、なにをするのかというと、あんまり言いたくないが「ムダに削りまくる」という行為に及んでしまうのである。モノを大切に使うための製品を使うためにモノをムダにしてしまう、というヤヤコシイ状況に、当時はなんの疑問も持たなかった。
発売年は1955年頃。オプション付きという感じが魅力の「消しゴム付き補助軸」も人気だったようです。
当店で扱っている消しゴム付き補助軸の消しゴムは朱色がかったピンクですが、他にもブルーの消しゴムなどもあるようです。
初見氏が語る「ヤヤコシイ状況」に納得がいく方は多いのではないかと思います。今でも、当店では「懐かしい!子供に持たせてあげたい!!」などお母さんやお父さんが良く補助軸を買いにいらして下さいます。
時代を経てもなお、皆に愛され続けている補助軸。今も昔も変わらない文房具って、なんだかステキですよね。
時代を経てもなお、皆に愛され続けている補助軸。今も昔も変わらない文房具って、なんだかステキですよね。